
循環器内科
循環器内科
循環器内科とは、心臓や血管に関する診療にあたります。狭心症・心筋梗塞、心臓弁膜症、心不全、不整脈などの心臓の病気や、大動脈瘤・末梢血管疾患などの血管の病気に対応しています。
循環器疾患は動脈硬化を進める原因となる高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙習慣などの生活習慣病を管理しながら治療を行うことが非常に重要になります。当院では循環器疾患の予防と早期発見、診断と治療、慢性期における再発防止など、提携医療機関との充実した医療体制のもと行っております。
気軽に相談できる”心臓と血管のかかりつけ医”としてお役に立てましたら幸いです。
心臓や血管などの病気に関して専門的な診療を行っております。
このような症状やお悩みがある方はご相談ください
日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
狭心症・心筋梗塞
心臓への栄養する血管(冠動脈)が動脈硬化などによって狭くなることで、心臓に供給される血液量が不足し、心臓が酸素不足となり、痛みや苦しくなるのが狭心症です。
狭心症の典型的な症状は「階段を上ると胸が締めつけられるように痛くなる」、「重いものを持ち上げたり、坂道を歩いたりすると胸が苦しくなる」、「安静にしていると楽になる」という症状がみられます。
一方で、心筋梗塞は冠動脈が完全に詰まってしまう(閉塞する)ことにより心臓が腐ってしまう(壊死する)疾患です。現在でも病院に到着する前に2-3割の方が命を落とす非常に危険な疾患です。
心筋梗塞に至った際には1分、1秒でも早い冠動脈の閉塞を解除する必要がありますので、至急救急車を呼ぶ、医療機関へ受診する必要があります。
まずは狭心症・心筋梗塞へ至らない予防、早期発見が重要になり、万が一狭心症・心筋梗塞に至った際にも再発予防が重要になりますので、当院へご相談ください。
心臓弁膜症
心臓の血液の流れは常に一方通行であり、それぞれ心臓の部屋を「弁」と呼ばれる扉が区切っています。
心臓弁膜症とは弁に障害が起き、本来の機能や役割を果たせなくなった状態を意味します。大きく分けて、弁の開きが悪くなり血液の流れが妨げられる「狭窄」と、弁の閉じ方が不完全なために血流が逆流してしまう「閉鎖不全」があります。
心臓弁膜症を一括りに言っても軽症から重症までさまざまであります。
「健康診断で心雑音が指摘された」、「心臓の超音波の検査で弁の異常を指摘された」などございましたら当院へご相談ください。
心臓弁膜症の重症例に関しては薬物での加療では限界があり、手術などの外科的な加療が必要になることがあります。その際には専門施設への速やかな紹介なども行ってまいります。
心不全
心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをしていますが、心筋梗塞や心臓弁膜症、不整脈など様々な心臓の病気によって、このポンプの働きに障害が生じ、症状を引き起こしている状態をいいます。
「急性心不全」と「慢性心不全」に分けられ、急性心不全は、短期間で激しい呼吸困難などの症状が現れることから、重症の場合、命を失う危険性が高くなります。
一方、慢性心不全は、ちょっとした動作でも動悸や息切れがしたり、疲れやすくなったりします。むくみが出るといった症状が現れることが多くあります。
慢性心不全は生活習慣病との関連性が高く、高齢になるほど発症する方が増えてくる傾向があり、近年社会問題となっている状態にあります。
心不全は進行していく疾患であり、生活習慣の是正はもちろんですが、薬物療法が非常に重要であります。
ご心配の際には当院にお気軽にご相談ください。
不整脈
不整脈は心臓のリズムが通常とは異なった状態をいいます。大きく分けて脈がとぶように感じる「期外収縮」、脈が速くなる「頻脈」、脈が遅くなる「徐脈」の3つがあります。不整脈は治療の必要のないものから危険なものまで様々です。不整脈がありながら症状がなく気付くことがなく、健康診断などではじめて不整脈を指摘される方もいます。
一方、不整脈によっては心不全や失神発作を起こしたり、脳梗塞を併発したりするものもあります。放置しておいてもよい不整脈なのか、危険な不整脈に発展するものかをしっかりと把握することが重要になります。
不整脈を指摘されたときや脈の不整、激しい動悸を感じたときはぜひ当院へご相談ください。
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